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Think Of Memories Of Mom

 母と2人で、思い出を語る事はあったけど、1人で、母の顔を眺めつつ過去を思い出す事なんて、なかった。

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 今まで、何度となく喧嘩もしたし、傷つけ、迷惑も心配もかけてきた私。その幾つもの記憶の中で、母に申し訳なく思い、泣きたくなる思い出No.1は、今も変わらない。

 中学2年生の5月の頃、私は父の仕事の都合で転校をした。中途半端な季節って事もあって、新しい中学の制服を、すぐに用意する事は出来なかった。最初のうち、前の中学の制服をそのまま着てた。
皆と違う制服、黒い皮鞄、黒いローファー。新しい中学は、指定のリュックに、指定のスニーカーだった。

 転校生って、それでなくても結構目立つもの。そこに、私のこの性格(決して良くはナイ)も合い重なったせいで、“生意気”ってレッテルは直ぐに貼られた。女子の先輩からは目を付けられ(今も言う?目を付けるとか)、クラスの一部というか、大半の女子から無視され始めたんだ。“転校生のクセに ムカつく”

 今だからこそ、あんなのイジメでも何でもない、大したことじゃないと思えるけど、女子中学生にとっての学校生活って、まるで人生の大半を占めてるように感じるものなのよ。
学校と家。この場所以外に行く所も、する事もしなきゃいけない事も、考える事も悩まされる事だってないんだ。
 クラスでへこんでるとさ、いつも優しくしてくれるのは男子。それを見た女子に、更に不平をぶつけられる。
転校生が“ぶりっこ”してるってね。夏休みが来るまでの2、3ヶ月は、クラスに全く馴染めなかったな・・・

 で、そんな私は家でもシュンってなってた訳。一端に、登校拒否とかしてみたり。担任が家まで来てくれたり。
でもね、群馬から岩手までわざわざ足を運んでくれた、母の仕事場の社長(母の事が大好き)がね、『行きたくない学校には、行かなくて良いんだ。』って、私を遊びに連れ出してくれた。今でもたまに、連絡してます。

 ある日、学校の校庭の隅に母の姿を見つけた。私を心配して、居ても立ってもいられなくなった母は、学校までやって来て、特に何をするでもなく・・・ただただ、校舎を見つめていた。私はとても、恥ずかしい気持ちになった。こんなのクラスの誰かにバレたら、またイジメのネタにされるっ!とも、思ったんだ。

 母は昔からお洒落が大好きで、これがまた、多少(?)派手でして・・・紫のスーツとか、ワンピースとかね。
事実、私も弟も『お前の母ちゃん、水商売だろ?』って言われた事あるんだから、誰の目から見ても派手だったんだろうなあ。つーか、水商売は全然悪い事じゃないし。あ、話それた。

 休み時間になった瞬間、私はそっと校庭まで走ってって、母を邪険に追い返した。『何しに来たんだよっ!』って、怒鳴ってたかもしれない。母は、無言で帰って行った。後ろ姿を見送りつつも、しばらくの間怒りが治まらなかった。『なんで、学校まで来るんだよ・・・そんな事、してんじゃねーよ・・・』

 今思い出しても、とても悲しくなる。イジメの事なんてね、過ぎ去ってしまえばどうでも良い事。おかげで私は打たれ強く、もはや撃たれ強くなった訳だし。当時のイジメなんて、最近のに比べたら、屁でもない。
 泣きたくなるのは、その時の母の気持ちを、私が頭ごなしに踏みにじった事。今更謝っても、母は笑って『忘れたわ。』って言うだろう。でも私は一生涯忘れられない。その時、確実に母を酷く傷つけた。

 今、小さくなってしまった母の寝顔を見つめながら、母が私を必死で守ろうとしてた時代を思い出すと、涙が出る。勿論、あの日の事だけでなく、今までの全ての記憶。全部。有難うとか、ごめんなさいとか。

 いつも母が言ってた。『子供が親にかけるのに、迷惑なんて1つもない。心配だけだ。』って。
今、その言葉の意味が分かるよ。“子供が親に”ではなく、“親と子供の間に”だけどね。
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No title

あの、いま、お父さんときっちりいろんな事をはなすといいとおもう。そんなこととか、もしあれば。僕も元気な母に「ありがとう」って手を握ってちゃんと言えたのは、言えない父がそこにいたからで。あ、と、同じ環境だし分かってるよね。ごめん。

このことも、傷つけたことを反省してるけど、もうさほど深刻に気に病んではいない。って伝えないと。その、お母さんに「心配」かけてはいけないよ。お母さんも、ico ちゃんが、これからも気にしつづけることを望んではいないと思うから。

安心させるためにではなくて、本当に解けたこと?を、あーごめんうまく説明できない。帰るまでに ico ちゃん自身が自分でそれを解決して、その報告をお母さんに。

No title

ひとつふたつあるんだよね、まぁその100倍あるけどさ、私。
何の為にも何もないけど、もし先の為にそう言うことがみんな経験しえるとすれば、
人の痛みがわかるようになる為、なのかなぁ。

泣いた。
伝わっとるよ。その、綺麗な心と想い。母と子の繋がり深さは半端じゃないもんね。想像不可能な程。

No title

すごく考えさせられたよ。
オレももっと親孝行しなきゃなって、
この歳になってホントに思う。
でも今も心配ばかりかけてるなぁ…

てかね、その想いはお母さんに絶対に伝わってるよ。
気休めなんかじゃなく、心からそう思ってる。
プロフィール

ico onishi

Author:ico onishi
自分を把握してません
基本 日替わりです
変ろうとも維持しようともしません

“長い目”で 生きれません
“近い将来”しか見えません

好きな事には貪欲です
縄張り意識 かなり強めです

褒められる事が大好きです
必要とされる事が大好きです

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やりたいだけ やります

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